プチ断熱改修ついでにプチ気密改修です。 召し合わせ部の気密性が悪い引違いサッシにおすすめのアイテムを使います。 モヘア材です。 私は100円ショップで購入。すきまテープという名称で売ってました。 110円にしては結構目も詰まっているし、粘着力も高い。 気密性が考えられているサッシには最初から付いている場合があります。 召し合わせ部の隙間を無くすように外側サッシの内側に貼っていきます。(赤線の部分、写真はイメージです) もし隙間が大きければクレセント(真ん中の鍵)で調整できる場合があるのでサッシ同士を引き寄せるとよいでしょう。 自宅のサッシに貼った前後に熱カメラでとってみました。 召し合わせに近いガラス面の青い部分(温度が低い部分)が無くなっているような気もしますが、撮影時間が違う(外気も室内も温度が変わっている)のでなんともいえません。 手をあてるとすきま風を感じにくくはなりました。 これで光熱費がどの程度削減できるか試算。 仮に隙間が2mm無くなったとします。隙間面積は180cm(サッシ高)×0.2cm=36cm2。6cm角に相当するので結構な隙間面積です。 気密性能が5cm2/m2程度の住宅の場合、漏気回数で0.05~0.1回程度減ると予想。計算上、0.05回減るとします。(隙間の抵抗は無視して計算してますが、ややこしくなるので割愛) 仮にこの住宅が100m2で天井高2.4mだとしたら気積(容積)は240m3 漏気量は240m3の0.05回分で12m3 外気と室内の温度差が20℃あったとして漏気(すきま風)による熱損失は12m3×0.35W/m3K(空気の比熱)×20K=84W 一日あたりでは 84W×24h=2,016W≒2kW 削減できることになります。 電気代を1kW30円とすると一日あたり60円の削減になり、たった二日で元がとれることになります。 効率3倍のエアコンで暖房しているとしても6日で元がとれます。 窓一カ所あたりでこれなので、引違い窓がたくさんある住宅はさらに削減が見込めます。 仮にワンシーズンでダメになったとしても十分なほど、コスパがよい。(この計算後、追加購入しました) ということで、試算ではあっという間に元がとれ、すきま風も感じにくくなって快適性も増した気がします。 貼ってみようと思った人は換気システムがきちんと稼働しているという条件の元、自己責任で行ってくださいませ。 なお、光熱費は参考程度であり、気密性がある程度ある住宅にはあまり効果がないと思います。 追記:試算は24時間全室暖房を想定しています。部分間欠暖房の場合でも元はとれるとは思いますが、かなり?少なくなると思います。
by takakoun
| 2021-02-12 15:28
| 雑談
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