素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
気密測定のための気密測定
気密測定の当日。

気密測定士が準備を始める。初めて測ってもらう担当さんです。

養生を行い器材をセットし、24時間換気の給気口などにテープで目張りをしていく。

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ここまでは良いのだが、キッチンの換気口も目張りを始めたのでストップしてもらう。

聞くと、他の会社ではよくやっているとのこと。

キッチン換気扇を24時間換気として使っているのならばそれでもいいかもしれないが、

たいていは24時間換気計画から外している場合が多いのでは。

それで測ったら、住んでいる状態とは異なった状態での測定になってしまう。

あくまで気密測定は建物の性能を確認するために行っているのであって、

気密測定のための気密測定であってはならない

気を取り直して測定開始。

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手をあてると養生テープでふさいだ程度では多少の漏気を感じますが、

安全側なのでよしとして、結果は0.16cm2/m2。

大変良好。熱交換換気がきちんと発揮される気密性能です。

気密測定のための気密測定_c0091593_1518373.jpg



参考までに50パスカルの圧力時における漏気回数は0.4回と、

気密性能はドイツパッシブハウスの0.6回をクリアしている。

by takakoun | 2011-09-01 17:56 | 高断熱高気密 | Trackback | Comments(0)
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