たまたま屋根瓦の表面温度を測る機会があったので計測。
測ったのは数日前の16時頃で外気温度は気象統計情報で約33度前後。瓦は安田瓦。 ![]() このときの瓦の表面温度はなんと約60度! ![]() 最高に暑いころは70℃くらいにはなっていたかもしれません。 ほぼ無風状態だったためにこの瓦のすぐ上では約40℃くらいです。この時期の瓦屋さん、板金屋さんは相当きついはず。 そしてつい昨日、あっと思い出して同じお宅の2階天井温度を計測してみた。 やはり16時頃で、気象統計情報の外気温度で約32℃前後。 このときの天井表面温度で約40℃。部屋の温度より約5度高くなっています。 ![]() このお宅のように古いお宅であったり、また、比較的新しくても天井や屋根の断熱が弱い場合、夏、日射によって瓦が熱くなってしまうとその影響をもろに受けて小屋裏(天井裏)の温度が上昇し、天井表面が熱くなってしまう。 まるで天井一面、暖房パネルヒーターが設置されているような状態です。 そしてこの現象が曲者なのは、小屋裏の空気は窓を開け閉めするように自力では熱気を排出することができないため(換気はされてはいるが熱気は簡単には抜けない)、夜まで小屋裏が熱く、当然のことながら天井面もなかなか温度が下がらないせいで、夜まで熱くて寝苦しくなってきます。 屋根面や天井面は断熱厚を厚くしても、思ったよりQ値(断熱性)はあがりませんが、日射熱を防ぐという意味である程度は厚くしておく方がおすすめです。
by takakoun
| 2012-08-24 18:34
| 高断熱高気密
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