素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
構造用合板の釘ピッチ管理

今回の耐震改修工事の主な耐震壁は構造用合板。

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大臣認定耐力壁のようにメーカーが作っている耐力面材(ex:ダイライト)だと使う用途がそれのみに限定されているため、釘の打つ間隔があらかじめ印字されており分かり易くなっているのに対し、構造用合板のように一般的に流通している部材はそうはいかず印字されているはずもなく。

そこで現場に運搬する前に釘ピッチの墨をつけておくことに。

使ったツールはビスピッチマーカー。
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これを合板の上を転がすと、所定の間隔で黒いポッチがつけられていきます。

このビスピッチマーカー、意外と細かい所まで考えられており、墨がにじまないように定規にくぼみがつけられていたり、キャップをなくさないように使用中はキャップを保管する場所が作ってあったり、合板の真ん中(はじっこから45cmの距離)の場所でも瞬時に定規の位置が変えられるようにストッパーがついていたり・・・おそらく製品化されるまで試行錯誤をくりかえしたんでしょうね。
最初の点を打つ時が若干やりづらいぐらいです。

構造用合板の釘ピッチ管理_c0091593_21551251.jpgこれがキャップ置

これで釘を打つ方も管理する方も楽になります。

構造用合板の釘ピッチ管理_c0091593_21532489.jpg


by takakoun | 2012-10-09 22:04 | 耐震改修 | Trackback | Comments(0)
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