素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
部屋を断熱シェルター化 耐震改修工事

耐震改修工事です。

今回の耐震改修工事では家自体が大変大きく予算的に振り向けられなかったので、家全体の断熱改修は行わず、そのかわり一部屋単位でシェルター化するような感じで断熱強化をすることにしました。

床を撤去して新設する部屋の床断熱材は今回、リサイクル紙やコーンスターチを使った断熱材を使用。
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断熱性能は 熱伝導率が0.036W/mKということで高性能グラスウールとほぼ同等。厚み80mmで熱抵抗値は2.2㎡K/W。
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難点は意外と加工がめんどうで切断するとゴミがたくさんでてしまう事と、実際加工するとわかるのですが切ると無駄がたくさんでて経済的ではなくなる事でしょうか。

この床断熱工事でもポイントは大壁にした場合の床下から壁体内への気流防止です。
(このお宅は土壁なので真壁のときは壁に空洞はありません。)
今回は断熱材とウレタンを利用して隙間を塞いでいきます。
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気流止めをきちんと行わないと、床下の、それも湿気た空気が壁の中に入り、そして壁の中を通って天井裏(小屋裏)へ抜けて行ってしまいます。そのため暖房熱をどんどん奪うばかりか小屋裏結露の原因にも。特に冬場は暖房するほど壁の中の空気が上昇気流を起こし、さらにたくさん流れるようになり悪循環に。

わかりやすいのが次の写真ですが、赤い矢印の根本の隙間が何も対策をしないとそこらじゅうで開きっぱなしになっていて、赤い矢印のように空気が壁の中を上昇していきます。
(写真の右側は隙間を木材でふさいでいます。)
部屋を断熱シェルター化 耐震改修工事_c0091593_2116378.jpg


この部屋の断熱工事、予算内でまかされていますので施主はどこまでやっているのか認識していないと思いますが、おそらくこの部屋がこの家の中で一番暖かい場所になる、はずです。

by takakoun | 2012-10-17 22:14 | 高断熱高気密 | Trackback | Comments(0)
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