ご依頼を受けて築約40年のお宅の耐震診断へ。
増築を繰り返したみたいで小屋裏へ上がってみると屋根の中に屋根があり、そのため確認できない箇所があって調査に随分時間がかかりました。 気温が下がってきている今の時期でも屋根裏はムッとするほど熱く、狭いためへんてこな姿勢もするので汗がでてきますね。 床下点検口がなかったので、了解を経て畳の下の荒板を取り外させてもらい床下へ。 比較的古い家の畳の下は合板をたくさんの釘で留めつけていないので、簡単に点検口になります。 土台は基礎から浮かせる、ねこ土台でした。最近では樹脂製のパッキンを使ってずいぶんと普及していますが、古いお宅で使われているのはあまり見かけないような気がします。 そのおかげか、床下は比較的乾いており、健全なようでした。 土台の色がついているところは防腐剤でしょう。 耐震診断とは関係ありませんが、外壁じゃなく、内壁なのに結露してカビが発生している箇所がありました。 これは、壁の中を外気が通り抜けるため、壁表面が結露をおこすほど冷やされておきる現象です。 土壁ではない古い住宅は大抵このように壁の中を外気が通り抜ける作りになっていますが、最近の住宅でもこのように気流止め(壁の中に外気が入らないようにする事)がない場合があり、注意が必要な場所ですよ。
by takakoun
| 2013-09-28 17:42
| 耐震改修
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