素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
浴室施工 気流止め

リフォームではユニットバスの増設工事を行っています。

気を付けなければならないのは、浴室周りの断熱をどうするか。これを怠ると新しいのに寒い浴室ができてしまいます。

まずは床と壁のとりあい。基礎の方で断熱をおこなえば確実なのですが、状況や条件によってはできないこともあります。その場合、壁とユニットバスの隙間に外気が入り込まないように気流止めを行わなければいけません。気流止めをしないと写真の矢印のようにユニットバスの下から外気(冷気)が入り込んでしまいます。
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具体的には断熱材などを詰め込んでいくのですがユニットバスの施工が終わると、施工不可能な箇所もあるのでユニットバスの組み立てと並行して気流止めを行わなければいけません。

しかし、ユニットバスの施工者と気流止めの施工者は異なるので気流止めが中途半端に終わってしまったり、そもそも気流止め自体を行っていないケースも非常に多い気がします。

写真のようにユニットバスと壁の隙間が狭すぎて断熱材が入らない場合はコーキングで気流止めを施工。
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そして浴室天井部分の断熱。浴室の上に部屋があればいいのですが、そうでない場合(上が屋根など)はいったん他の部屋と同じように天井を作り、断熱施工やボードで気流止めを行ってからユニットバスを組み立てます。

ユニットバスの上(矢印部分)にも他の部屋と同様に天井が作られています。
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これはある改修過程で見かけたもの。断熱材がちらほら置かれているすぐ下がユニットバスの天井。点検口などもあり断熱材がほとんど役にたってないのがわかると思います。
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このように意外と手間がかかってしまう浴室周りの断熱ですが、完成するとまったくわからなくなります。
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by takakoun | 2016-04-02 17:03 | リフォーム | Trackback | Comments(0)
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