素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
新潟市 スウェーデンドア 調整

玄関ドア周辺の漏気が気になるとのことで調整に行ってきました。

このお宅で取り付けた木製玄関ドアのスウェーデンドアは3次元蝶番なるものが装備されており、コンマ数ミリ単位で前後、左右、上下と調整することができます。とはいっても閉まり具合との兼ね合いがあるので、一筋縄ではいかず、トライ&エラーを繰り返して気にならない程度まで調整完了です。

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ついでに床下エアコンを使っている室内の状況を見させて頂きました。

まず、これはいいアイデアだと思ったのが、温度計。別の場所に置いたワイヤレス子機の温度も親機で確認できる仕組みで、子機は床下で、エアコンからは遠い位置に設置していらっしゃいました。温度計の上の表示が室内で約23℃、下の表示は床下で約26℃です。この温度計は湿度も計れるので、湿度が高い時期の床下のカビ対策にもなりそうです。

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リビングの床を熱カメラで見てみます。おそらくカメラの温度表示は若干高めの数値だと思うのですが床面で27.4℃、カーテン無しの窓ガラスで25.5℃。ガラスは真空トリプルガラス。数値の誤差を割り引いてもいい状態だと思います。

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窓に近づいて見ると、温風吹き出しガラリが途切れている箇所で若干、冷気が床面に食い込んできているので、ガラリがサッシのコールドドラフトを防ぐ働きをしているのがわかります。樹脂サッシの枠周辺の温度がやはり一番低く、20.7℃。

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お施主様に感想をお聞きしたところ、とにかく空気がきれいなのを感じる、とおっしゃっていました。おそらく気密性能がすこぶる高いためにきちんと換気が機能しているのだと思います。








by takakoun | 2017-12-09 16:20 | メンテナンス | Trackback | Comments(0)
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