登り梁に直接合板を貼っていき、建物の水平面を固めていきます。 2重に貼るので大量の合板を屋根に載せ、 貼っていきますが、なかなか減りません。 登り梁に直接合板を貼る場合、合板の継目には柱と同じ幅がある梁が下に来るので、釘の施工、管理が非常に楽になります。 通常、屋根合板の継目は幅の狭い垂木(4.5cm)が来ます。垂木と合板の位置がずれてくると、釘を打ち損じたり、合板と釘の縁あき距離がとれなかったりします。その上時間を置かずに防水シートを上に被せ、見えなくなってしまうのでチェックも慌ただしくなります。 多めにとった縁空き距離。合板に打たれた墨の位置は垂木の端。下が梁ではなく垂木だと釘を打ち損じていることになります。 筋交や耐力面材などの鉛直構面は構造的に重要だとピンとくるようですが、この屋根構面(水平構面)に関しては、重要な構造材、というよりもただの屋根の下地材、としてまだまだ多くの大工さんが認識している気がします。
by takakoun
| 2019-04-14 15:23
| 工事進行中
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