建物が完成して引き渡すまでの間、いつも何らかの測定を行うことが多いのですが、今回は暖房などの空調を入れて効果を見るには半端な時期なのでどうしようと考えてました。 大工さんとの雑談で、「最近、夜すごく寒くなってきて布団で丸まっている。」と言っていたのを思い出し、暖房をつけるには少し早いこの時期、無暖房の状態での高断熱住宅の室内温度を測定してみました。 測定期間は11月5日から8日まで。 立地は新潟市秋葉区。 天候は概ね晴れ。 暖房は完全にOFF。 24時間換気もOFFで換気による熱損失は無いが、そのかわり無人なので生活上の内部発熱もゼロ。(プラマイするととんとんに近いと考える) 室内温度計は日射が入りやすい2階ではなく1階、かつ日射が当たらない場所(床下エアコン上部ですが、エアコンはOFFのため暖房の影響は受けません。)にセット。 屋外温度計は南側のエアコン室外機の影。 測定結果のグラフ。赤が室内温度。青が屋外温度。 青線の屋外温度は上下の振れが大きい(寒暖差が激しい)。特に7日は最低6.5℃、最高18℃と約12度近い温度差(気象情報では最低3.8℃、最高18.3度と約15℃近い温度差)。 赤線の屋内温度は17℃~19℃で、2度の温度差。 室温は日射がない夜間でも屋外の温度にさほど引きずられずに一定を保ち、設備に頼らない躯体の基本性能(断熱性能)の高さがよく分かると思います。(建物の断熱性能はこちら参照) 2階の温度は測っていないのですが、日射がよく入るので日中の室温はもう少し上だったかもしれません。
by takakoun
| 2019-11-17 16:26
| 高断熱高気密
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