素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
断熱改修?

このブログ記事にあるように、当社事務所はスカスカの断熱性能、気密性能なのを無理やり暖房設備(暖炉)で暖かくしている。

なので一部屋の空間にもかかわらず各場所、各高さでの温度差が大きく低断熱の見本のようなものです。さらに壁表面温度も低いために冷輻射を受けてしまい、壁際に置いた机でデスクワークをしていると部屋が温まっていてもどうにも寒く、不快で集中できない。


このままでは自律神経がおかしくなりそうなので、足元だけでも改善したいと思い、断熱材の端材を利用して基礎コンクリートが露出している面(デスクの後ろ)を室内側から部分的に覆ってみた。(写真赤線より左側、右側は左官仕上げしてあるコンクリート)

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後日、室内温度約20℃、外気温度は偶然にもきっかり0℃(気象庁データより)のときに表面温度を熱カメラで測ってみました。

基礎コンクリートが露出している面は11℃。計算上は10.2℃なのでいいところ。足元が寒いはずです。

断熱改修?_c0091593_16154245.jpg


そして断熱材表面で17.3℃。計算上も17.8℃なのであってそう。

断熱改修?_c0091593_16154214.jpg



ということで6℃以上も表面温度が改善されました。たった3cmでも断熱材の効果がすごいのがわかります。


ただ、断熱材は接着剤で密着させているわけではなく、はめ込んでいるだけ。断熱材とコンクリートの境目はコンクリートがむき出しの所よりも温度が下がるはずなので(計算上は2.3℃)普通の住宅環境だったら結露してしまう可能性が大です。


当社事務所は住宅と違い、基本的に湿気がでない環境なので乾燥気味であり、温度20℃で湿度30%とかもざら。

その環境だと計算上では露点(結露する温度)は1.9℃なのでぎりぎり結露しないライン。例え結露しても許容するつもりでやっています。住宅ではこのような簡易な方法で断熱改修はできません。


足元の表面温度17度超えても、ひんやり感は残りますが、良しとします。




by takakoun | 2021-02-06 16:35 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
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