ある程度建物を気密化させると、残りの隙間はおそらくサッシの隙間が主になってきます。 たくさんの窓の開き方がある中で、樹脂サッシの中では引違いサッシの隙間が一番多いでしょう。 どの程度、隙間があるのでしょうか? 窓一個一個の隙間はわかりませんが、気密測定をしている時に引違いサッシを注意して見てみると、感じる程度には外気が入ってきます。 下は気密測定を行い、建物が負圧になっている時の引違いサッシの漏気状況です。 補足ですが、樹脂サッシだから漏気がある、という意味ではありません。どちらかというと樹脂サッシは気密性に配慮してある商品が多いのでアルミやアルミ樹脂よりも気密性は高い場合が多いと思います。 冬、3種換気で建物が負圧になっていたり、風が強い時には冷たい外気を感じる時があるかもしれないので、ベッドや机やソファーなど長時間、人が滞在するような場所の近くには引違いサッシは避けた方がいいかもしれません。 引違いサッシの利点としては開けた状態でも邪魔にならず、お布団を干し易かったり、外側に簾などの遮蔽物を付け易かったりするので、どの窓もそうなのですが、場所や使い方を良く考えて付ければいいのではと思います。 出入りができるタイプとしてテラスドアや、最近は気密性が良い下のような窓(閉めた時にサッシを枠に押し付けることで隙間を無くすような機構をもったサッシ)もでてきました。コストはアップしてしまうので使い勝手などのバランスを考慮して選択していけばいいと思います。 ※詳しく知りたい方はapw430大開口スライディングで検索してみてください。 ただし、決してデザインだけで選ぶべきではありません。
by takakoun
| 2021-05-28 16:31
| 高断熱高気密
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