素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
新潟市中央区断熱改修工事 訪問

猫との暮らしに関することで著名な東京の建築士さんから紹介された、ということでお声がかかり、かわいい猫ちゃんがいるお宅へ伺いました。

ご要望のメインは冬の温熱環境を改善したい、とのこと。

ざっとお宅を拝見するとサッシはすでにほぼ2重サッシ、壁は取り急ぎいじる必要がなさそう、天井は大部分が屋根断熱なので手をつけ難い。


曲面の凝った設計の天井

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最後に残った床下のチェックを行います。

部屋のドアを閉めた状態で換気扇を回し、手をかざすとコンセントから気流を感じます。
少し古い家の多くがそういう作りなのだが、壁の中に外気(冬は冷たい)が入ってしまう構造(気流止めがない)のようです。


床下点検口から覗いて床の断熱材の施工状況を確認すると、グラスウール断熱材の防風層が心もとなく断熱が効きづらい状況。
基礎や土台の状況も確認。

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このお家の場合、まずは床の断熱改修工事を行うことによって、床表面温度を上げ、同時に外気が壁の中に入るのを止める事(気流止め)が効果が高そうです。

床下の状態も良く、床板も剥がす必要もないので、床下からウレタン断熱材を吹きつける工事を提案し、また、行った場合の注意点などを説明させていただきました。

次はもう少し詳細な調査を行います。



外気が入ってくるコンセントの熱画像。
手をかざすと確かに気流は感じるのだが、撮影した時期がまだ寒い時ではなかったので熱画像はイマイチ

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by takakoun | 2022-12-15 13:19 | リフォーム | Trackback | Comments(0)
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