素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
新潟市中央区断熱改修工事 調査

実際に床下に入って詳細な調査をします。

前回触れたように、床断熱材はグラスウールで完全にフィルムで包まれているわけではないので断熱材内部は空気が出入りできる状態。なので熱が逃げやすい。

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そして、その断熱材内部と断熱材の周りの隙間を通して壁の中にも外気が入り込んでしまう。いわゆる気流止めが無い状態。写真の赤矢印が空気の流れ。

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配管部の断熱欠損や断熱材の落下など。

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階段下は床が施工されておらず、階段直下も断熱材がないので全くの無断熱の状態。こういった施工は以前多かったのかもしれません。
現に私が高断熱住宅に取り組み始めた頃、ある大工さんは「使わない階段下に床を施工するのはもったいない、なんで?」といった感じでした。

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家を設計した建築士さんが基礎を高くしっかりとつくり(これが重要)、床下環境も問題なさそうなので予定通り既存の断熱材を撤去してウレタンを吹きつけることで、床の断熱と壁に通じる開口部を塞ぐ気流止めを兼用させることにします。

次はいよいよ施工です。




by takakoun | 2022-12-24 11:58 | リフォーム | Trackback | Comments(0)
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