素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
入母屋の雨漏り2

前回ブログと同じような入母屋屋根の雨漏り相談。

上に登ってみると今度は落ち葉の詰まりではなかったのだが、やはり棟の交差部周辺から漏っているような気がする。
外から見るだけでははっきりとわからなかったので瓦をいったん撤去して下葺きの補修をすることに。

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ちょうど棟の交差部の木羽板が無くなっている。
はっきりとはわからないが、棟は瓦が何重にも重なり、重くなっているのでその影響ではないだろうか。

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ある程度その周辺の瓦を撤去し、ベニヤで下地を作ってルーフィングを施工していく。古いので本当は全部葺き替えられればよいのだが。

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その後瓦を復旧していくのだが、現在作られていないサイズの安田瓦だったので極力既存の瓦を使用してもらい、今度は雨漏りリスクを避けるために降り棟は付けなかった。
降り棟の下の瓦はモルタル跡が残り汚れているが(写真で白っぽくなっている所)、見た目さえ気にしなければサイズの違う瓦を加工して施工するよりは良いと思う。

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by takakoun | 2024-05-25 14:16 | メンテナンス | Trackback | Comments(0)
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