素材と断熱に拘った省エネ住宅を造る工務店ブログ
暖炉:モルソー(MORSO)
 まだ暑い時期なのに暖炉の話は恐縮だが、事務所改装のついでに暖炉(薪ストーブ)置場を作りました。

暖炉:モルソー(MORSO)_c0091593_2222689.jpg


積層用のベルギーレンガを使いましたが、モルタルを塗るとき、モルタル自体の水分をすぐに吸ってしまい、積み上げるのは大変でしたが、レンガは耐火性があり、見た目もよく、そして蓄熱体になるので冬に期待してます。


 暖炉自身は10年以上も前から使っている、デンマーク製のMORSO(モルソー)1440です。アンデルセンストーブとも呼ばれています。

最近のモルソー1440は、横にリスのリーフレットがあって、とてもかわいらしいデザインですが、うちのは、縦のリブ柄です。

このモルソーという会社、調べると1850年頃からあるみたいですね。

大きさは小さいタイプなのですが、重量は100kg近くあり、持ちにくいため(鉄が手に食い込む)、大人4人で運びました。


 いざ、設置してみると、前面のガラスにすすが付着していて、後ろのレンガに見劣りします。

きれいにしようと洗剤でこするのですが、ぜんぜん落ちません。

火をたくとすすが燃焼してきれいになるのですが、それはまだまだ先の話です。

そこでどうしようかと思って調べると、どうやらアンモニア水で落ちる模様。

暖炉:モルソー(MORSO)_c0091593_22211124.jpg←さっそく薬局にいって買ってきました。

虫刺され用ですが、それしかありませんでした。


 試しに使ってみると、本当にきれいにすすが取れていきます。しかし、とにかく鼻を刺すような強烈な臭いのため、ほどほどで断念。

暖炉:モルソー(MORSO)_c0091593_222511100.jpg←でも上の写真と比べると、中の灰が見えるほど違っています。


この暖炉、初期費用はかかりますが、光熱費は0ですみます。(作業場から、薪たくさんでます。)

外気導入タイプもあるため、高気密な住宅でも取り付けることは可能です。

ただし、暖炉は毎年のメンテナンスや、薪をくべる手間があるため、時間的余裕のある人、スローライフを目指す人におすすめです。


高幸建築事務所

by takakoun | 2006-08-29 22:52 | 高断熱高気密 | Trackback | Comments(0)
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