小さくても大きな家 in 新潟:リフォーム
2023-01-06T16:42:06+09:00
takakoun
タカハシ建築事務所のブログ
Excite Blog
新潟市中央区断熱改修工事 おまけ
http://takakoun.exblog.jp/32861805/
2023-01-06T16:33:00+09:00
2023-01-06T16:42:06+09:00
2023-01-06T16:42:06+09:00
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リフォーム
断熱改修前後の床表面温度の差を計算してみます。
定常計算になりますが部屋の温度が22℃、外気温2℃とすると
改修前
グラスウール(10K)50mmが気流のため半分の厚みしか効いてないと仮定すると18.84℃
改修後
ウレタン吹付け(A種3)100mmと仮定すると20.98℃
差は2.14℃
この2℃、結構大きな違いだと思います。
床は壁や天井よりも体に最も近い部位なので体感温度に与える影響も大きいのでは。
下はウレタンを吹きつけている動画
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新潟市中央区断熱改修工事 施工
http://takakoun.exblog.jp/32854360/
2022-12-29T15:10:00+09:00
2022-12-29T20:00:33+09:00
2022-12-29T15:10:11+09:00
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リフォーム
施工に入っていきます。
まずは既存の断熱材の撤去から。
断熱材自体の撤去は難しくないのですが、断熱材が落ちないように打ち付けてある「押え材」を撤去する際、上向きでノコギリ等を使って切断しなければなりません。
上向きの作業なのにゴーグルを忘れたため、目にホコリや木くずが入ってしまい、帰宅後、目から無限にゴミが出てくる地獄に落ち入りました。
(私よりも床下作業が慣れているはずの、一緒に作業した職人さんもなってた笑)
壁の中に立ち上がっている配管が見えるので、床下と壁の中が通じているのがよくわかります。
外壁側も同じように床下と壁の中が通じてます。見えている断熱材は外壁の断熱材の下部
前回レポートしたように階段の下に床、そして断熱材がなかったので、断熱用の床下地を作っていきます。
施工中2階にいた施主曰く、階段下の床下地を作る前後で床下で行っている施工中の音が全然違うらしいです。
準備が整ったらウレタンを吹きつけていきます。
ポイントとして
確実に「気流止め」になるように、壁に通じる開口部が無くなるように吹き付けてもらうこと
玄関の上がり框部分の基礎にも吹き付けて断熱欠損部を少なくすること
上記を特に注意して施工してもらいました。
玄関の上がり框部分の基礎立上りのウレタン
無くなった配管部の断熱欠損
階段下の下地床にも他の床と同じように吹き付けていきます。
平均して約100mm前後でしょうか。
最後に床下点検口にもウレタンの吹付を行ってもらい、簡易な断熱点検口に改造しました。
基礎が高く、床下環境も良いこともあって施工は比較的行いやすかったが、やはり狭い床下空間、かつ、上向きの作業という、きつい仕事を行っていただいた職人さんと、工事開始まで長い期間待っていただいた施主に感謝です。
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新潟市中央区断熱改修工事 調査
http://takakoun.exblog.jp/32849780/
2022-12-24T11:58:00+09:00
2022-12-24T11:58:19+09:00
2022-12-24T11:58:19+09:00
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リフォーム
実際に床下に入って詳細な調査をします。
前回触れたように、床断熱材はグラスウールで完全にフィルムで包まれているわけではないので断熱材内部は空気が出入りできる状態。なので熱が逃げやすい。
そして、その断熱材内部と断熱材の周りの隙間を通して壁の中にも外気が入り込んでしまう。いわゆる気流止めが無い状態。写真の赤矢印が空気の流れ。
配管部の断熱欠損や断熱材の落下など。
階段下は床が施工されておらず、階段直下も断熱材がないので全くの無断熱の状態。こういった施工は以前多かったのかもしれません。
現に私が高断熱住宅に取り組み始めた頃、ある大工さんは「使わない階段下に床を施工するのはもったいない、なんで?」といった感じでした。
家を設計した建築士さんが基礎を高くしっかりとつくり(これが重要)、床下環境も問題なさそうなので予定通り既存の断熱材を撤去してウレタンを吹きつけることで、床の断熱と壁に通じる開口部を塞ぐ気流止めを兼用させることにします。
次はいよいよ施工です。
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新潟市中央区断熱改修工事 訪問
http://takakoun.exblog.jp/32841958/
2022-12-15T13:19:00+09:00
2022-12-15T13:19:06+09:00
2022-12-15T13:19:06+09:00
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リフォーム
猫との暮らしに関することで著名な東京の建築士さんから紹介された、ということでお声がかかり、かわいい猫ちゃんがいるお宅へ伺いました。
ご要望のメインは冬の温熱環境を改善したい、とのこと。
ざっとお宅を拝見するとサッシはすでにほぼ2重サッシ、壁は取り急ぎいじる必要がなさそう、天井は大部分が屋根断熱なので手をつけ難い。
曲面の凝った設計の天井
最後に残った床下のチェックを行います。
部屋のドアを閉めた状態で換気扇を回し、手をかざすとコンセントから気流を感じます。
少し古い家の多くがそういう作りなのだが、壁の中に外気(冬は冷たい)が入ってしまう構造(気流止めがない)のようです。
床下点検口から覗いて床の断熱材の施工状況を確認すると、グラスウール断熱材の防風層が心もとなく断熱が効きづらい状況。
基礎や土台の状況も確認。
このお家の場合、まずは床の断熱改修工事を行うことによって、床表面温度を上げ、同時に外気が壁の中に入るのを止める事(気流止め)が効果が高そうです。
床下の状態も良く、床板も剥がす必要もないので、床下からウレタン断熱材を吹きつける工事を提案し、また、行った場合の注意点などを説明させていただきました。
次はもう少し詳細な調査を行います。
外気が入ってくるコンセントの熱画像。
手をかざすと確かに気流は感じるのだが、撮影した時期がまだ寒い時ではなかったので熱画像はイマイチ
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天井張り替え工事
http://takakoun.exblog.jp/32322334/
2021-09-29T14:23:00+09:00
2021-09-29T18:10:26+09:00
2021-09-29T18:10:26+09:00
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リフォーム
諸事情で期間があいてしまいましたが、以前水漏れ調査を行った家の天井の張り替え工事です。
本当は施工する場所にある全て物を片付けていただけると安心なのですが、デイサービスを利用されているご年配の人だとそうも言ってられないので、新品のブルーシートを購入して全てカバーしてから施工。
完成です。壁のシミはいずれ、ということになりました。
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便器と便座の交換
http://takakoun.exblog.jp/32301341/
2021-09-11T09:18:00+09:00
2021-09-11T09:40:27+09:00
2021-09-11T09:18:26+09:00
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リフォーム
ウォッシュレット便座(座るところ)の故障ということで訪問。
調べると製造中止により部品供給がストップしているので修理を断念、さらに便器(本体)一体型のために便器便座まるごと交換することに。
写真で見ると少しもったいない気もします。
以前もブログに書きましたが、これがあるから2010年頃からは新築でもセパレートタイプを理由を説明してお勧めするようにしている。
便座だけの交換であれば、器用な施主なら自身でも交換できるので安く済む。
一体型やタンクレスのトイレはすっきりして惹かれますけどね。
セパレートタイプへの交換完了。
記事を書いている時点(9月11日)ではコロナの影響による海外部品の調達の関係で出荷が滞っているようです。
あまり注視していなかったが、よく見ると変わった形の水たまり形状。
単体で流通している便座に合わせるための限られた形状の中での効率的な洗浄を考えたのだろうか。
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シロアリの不思議
http://takakoun.exblog.jp/32082647/
2021-04-09T15:14:00+09:00
2021-04-10T15:06:36+09:00
2021-04-10T15:06:36+09:00
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リフォーム
隣町の方が事務所に来られ、シロアリに床を食べられたみたいだ、と言うので調査に伺うことに。
和室の畳をめくってみる。杉の下地板はほとんど食べられていないが、その下地板を一枚剥がすと根太がボロボロの状態。
その後、どこまで食害を受けているか確認しながら復旧工事へ。
根太はほとんど残っていないような状態。
たしか築35~40年くらいと言っていたような気がする。
床下は土のまま。今では防湿コンクリートや耐圧版があるケースが多いと思うのだが昔の家は皆こんな感じである。
土はそれほど湿ってはおらず、むしろしまっている感じでシロアリが来るようにはみえないが束石にきっちりと蟻道があったので土からの侵入で間違いないのだろう。
食害を受けた周囲を確認したが、食べられていないので今はいないようだが、それも実際わからない。もしかしたらどこかにひそんでいるのかもしれない。
状況をお知らせし、薬剤処理をするかどうかは家主の意向におまかせすることになりました。
今現在いないとしたら、不思議なのは食べる物はまだまだたくさんあるのに、きっかりと途中でストップしていること。
床下地板も杉板だがほぼ食べられていない。ほとんど繋がった状態の、環境も同様な隣室の根太も食べられていないので木材の含水率だけとも思えない。写真は隣室の根太の小口。健全な状態。
こういったケースは結構見ますが、なぜ途中で食べるのをやめていなくなるのでしょうか。
今回は断熱材等は施工せずに復旧のみの工事で終了です。
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新潟市 屋根葺き替えリフォーム 完成
http://takakoun.exblog.jp/32028853/
2021-03-06T19:29:00+09:00
2021-03-07T09:01:30+09:00
2021-03-07T09:01:30+09:00
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リフォーム
その後、新しくガルバリウム鋼板立平葺きを行ってから、既存の外壁を復旧して完成。
外壁コーナーの納まりをよく見ると、先に上方の部材から取り付け、下方の部材を後から取り付けてあるようです。(今回の工事とは関係のない場所)
この納まりだとまるで雨樋のように、雨が降った時に外壁を伝ってきた水が中に浸入しそうです。
コーナー部材の裏側は水が浸入しにくい形状になっていたり、下に元々の外壁があるから雨が入ってもどうってことない、といった考えでしょうか。
雨漏りはしなくとも、中に入った水分がどこかで滞留して建物を傷める原因になるかもしれませんし、貼るときに意識さえすれば手間は変わらないはず。
とりあえず見た目だけきれいになればいい、といったリフォームってリスクの方が多い気がします。
これはリフォーム会社に限ったことではないけど、向こうからやって来る会社には特に注意したほうがいいと思います。
外壁で錆が目立った所はこの程度。鋼板でよくある、屋根のすぐ下の雨の当たらない部分の錆です。
25年で目立った錆がこの程度なので、外壁自体の素材は悪くないのでしょう。ただ、金額はびっくりするぐらい高かったようです。
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新潟市 屋根葺き替えリフォーム
http://takakoun.exblog.jp/32014588/
2021-02-26T10:32:00+09:00
2021-02-26T15:20:57+09:00
2021-02-26T15:20:57+09:00
takakoun
リフォーム
雨漏りもしているみたいだし、古くなってきたので1階部分の屋根を葺き替えたい、との相談があり、工事スタート。
築年数は50年程度で建てた会社はもうないみたいです。
元々の外壁の上に外壁を貼ったり、さらにその前後で屋根も吹き替えたりしているみたいで、屋根と外壁の取合いが少しおかしい。
既存の屋根と既存外壁の取合い部分。外壁の上に屋根があり、とにかくコーキングを詰め込んでいる。
この順番ではどこから雨漏りしてもおかしくないので、上から貼った外壁を一旦撤去し、新しく屋根を葺いた後で復旧する予定です。
この外壁を貼るとき、外壁に断熱材が貼ってあるから暖かくなる、と言われたみたいですが、このように外壁の内側に密閉ではない空気層(通気層)があり、外気が空気層内に入るので、おそらく体感できないと思うのですが、どうなのでしょう?
建て主の考えで耐震診断や耐震補強はいらない、とのことで工事スタートしましたが、築年数、そして下屋が占める割合が全体の7割ぐらいととても大きいことを考慮し、この部分の水平剛性を高めれば耐震性もその分上がると考え、屋根下地に構造用合板を敷き、既存のバラ板を見込んで長めの釘で固定していきます。
代表が建築士資格を持つ工務店にリフォーム工事を頼むメリットはこんなところにあります。
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コロナ禍におけるリフォーム、修繕について
http://takakoun.exblog.jp/31542385/
2020-07-29T14:33:00+09:00
2020-07-29T17:40:32+09:00
2020-07-29T17:40:32+09:00
takakoun
リフォーム
対策はとっているつもりですが、現在、施主の意向によっては施工する時期を延期させて頂いています。
また、マスクがきつい気候になってきたので、場合によっては当方の都合で延期をさせて頂くことがあります。
このような話をさせて頂いてますが、個人的な感覚では、あまり気にしていないといった感じの方は、ご年配者の方が比較的多いような気がします。
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間仕切工事
http://takakoun.exblog.jp/30290796/
2019-05-25T16:46:00+09:00
2019-05-26T16:24:49+09:00
2019-05-25T16:46:00+09:00
takakoun
リフォーム
当社の高断熱住宅としては初期の頃に建てさせて頂いた家で、お子さんの成長に伴っての個室作り工事を行いました。
追記:思い返してみるとこの家を造っている最中の誕生ですから感慨深いものです。
壁でホールを仕切り、建具を取り付けて完成。パインの床材の色がずいぶんと落ち着いた感じになっています。
工事中、在宅できない家主さんに代わって、ご実家からお母さんに来て頂き留守番してもらったのですが、その時に「この家にいると本当に暖かいのが実感できる」とおっしゃっていたことが印象的でした。(工事中は冬です。)
ちなみにご実家の家は、みなさんが想像するような無断熱の古い家ではなく、それほど古くないハウスメーカー。ハウスメーカーといっても、木質系のプレハブなので住宅メーカーの中では暖かい部類に入ると思います。
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瓦葺き替え工事
http://takakoun.exblog.jp/30092840/
2019-02-09T12:51:00+09:00
2019-02-09T12:51:00+09:00
2019-02-09T12:51:00+09:00
takakoun
リフォーム
瓦の葺き替え工事です。
瓦自体の痛みが進んでおり、数年前に割れた瓦だけを交換して延命を計っていたのですが、棟に絡んで交換できない箇所も増えてきたので、今回全面的に葺き替えすることにしました。
既存の瓦の撤去からスタート。
下地を補強し、防水シートを施工してから新しい瓦を葺いていきます。新しい瓦は安田瓦。
写真では写ってませんが時折雪が舞っている中での工事です。雨や雪が降っていると屋根の上に立っているだけで怖くなりますが、さすが職人さんです。平気?で工事は進んでいきます。
古い屋根についていたしゃちほこ。知らなかったのですが、家を火災から守る役目があるみたいです。記念として庭に鎮座してもらうことにしました。
が、急きょ家主の意向で、新しくなった屋根の上でも働いてもらうことになり棟の上に取付。もう一度がんばってもらいます。
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新潟市 瓦葺き替え工事
http://takakoun.exblog.jp/29791957/
2018-10-12T17:35:00+09:00
2018-10-12T17:35:08+09:00
2018-10-12T17:35:08+09:00
takakoun
リフォーム
秋葉山で瓦の葺き替え工事、屋根に上ると眺めは抜群な環境です。
瓦は安田瓦。おそらく瓦自体は古瓦の再利用を行って40~50年程度経っていると思われますが、瓦自体の割れなどはなく、もう少し持ちそうな気もします。しかし、瓦の下地に使っている土が流れてしまっていたり、木の下葺き材が劣化により所どころ穴があいてしまっていたり、下地の不陸で瓦に隙間があいてしまっていたので葺き替え工事を行うことにしました。
このように瓦屋根の場合は瓦本体の耐久性とは別の所で寿命を迎えることが多いようです。
既存瓦撤去中
現場までの道中、熊の目撃看板があったので少し気になっていたのですが、出会ったのはこんな集団でした。
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塗壁補修
http://takakoun.exblog.jp/29755037/
2018-09-21T16:40:00+09:00
2018-09-21T16:40:15+09:00
2018-09-21T16:40:15+09:00
takakoun
リフォーム
築40年以上の古いお宅の塗壁補修へ。
南側の広縁だけは、さわっただけで面白いように壁がはがれてくる。他の部屋も同じ塗壁なのだがそれほどでもない。
一見するときれいですが、かるくさわってもポロポロです。
日射があたらない部分(上部の方)もまったく同じ状況なので、おそらく高い湿気に常にさらされることによって塗壁の粘着成分が分解されたのではないか、と勝手な想像をしているのですが、そのような事を家主にお話しすると、「湿気が原因かなと思ってはいる。でもここしか干せないからやめられない。」とのこと。
周辺の古材とのバランス、費用も考えてやはり塗壁を塗ることに。
古い塗壁材をこそぎ落してから、新しい塗壁材を塗っていきます。はがれにくい塗壁材を選定したつもりですが、どうでしょうか。
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新潟市 瓦 谷板金補修
http://takakoun.exblog.jp/27976038/
2017-10-14T09:17:00+09:00
2017-10-14T09:17:49+09:00
2017-10-13T15:30:26+09:00
takakoun
リフォーム
屋根に穴があいた?みたいで雨漏りが心配なので見てほしいとのご連絡がありお伺いすることに。
お聞きすると建物自体は亡くなった父親が建てたもので、築40年は超えているとのこと。
該当箇所を見させてもらうと、屋根材は和瓦(安田瓦)で、穴があいている場所は谷と呼ばれている所。屋根と屋根が直角にぶつかり合う箇所で雨水が流れる道を瓦ではなく、板金で作っているのだが、そこに穴があいている模様。こういった箇所は以前(過去ブログ記事)も補修したことがあります。
上の写真の穴の場所を拡大。当時は銅板で施工していた。よく見るとコーキングで補修した跡が残っていたので穴があいたのはずいぶん前からなのだろう。他にもいくつか穴が。
いったん瓦を撤去し、穴のあいた銅板の上にステンレス板でカバーすることに。
40年は超えているらしいが、瓦自体の耐久性は高く、破損していないものは再利用できるのは瓦の良いところでしょうか。
個人的には新築する時、建物本体もそうですが屋根もシンプルな形状をおすすめさせてもらっています。形が複雑になるほど、こういった補修やメンテナンスを行わねばならない箇所がどうしても増えてくる、というのも理由のひとつになるからです。
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